ニューフォルテDX
ニューフォルテDXは、当社の技術により、劣化したタールエポキシ塗膜の上に高圧水洗のみで長期間安定した付着性能を実現した変性エポキシ塗料です。バラストタンク補修工事のコスト低減、バラストタンク内の明色化、塗膜のハイソリッド化を一度に実現できる、人と環境にやさしい画期的な塗料として、船体価値の維持・向上に貢献します。
特徴
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特徴 | 具体的な事項 | 効果 |
---|---|---|
高圧水洗のみでタールエポキシ塗膜に付着 | 研掃、排砂、清掃作業がなくなる |
・補修費の削減 ・補修作業の簡素化 ・補修作業の環境向上 |
タールフリー |
・タールを含まない ・タンク内の明色化が可能となる |
・塗装作業環境の向上 ・検査者の安全性向上 |
ハイソリッド |
・VOCが低減できる ・塗付量が少なくなる |
・環境負荷の低減 ・塗料費の低減 |
色
グレー/赤錆
ニューフォルテDXの付着性
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実績写真
付着メカニズム
建造時にバラストタンクに塗装されたタールエポキシ塗膜は、暴露されその後長期間海水につかり、塗膜が劣化します。このような腐食環境にさらされたタールエポキシ塗膜は表面に脆弱層が形成されるようになります。(SEM写真参照)
この劣化したタールエポキシ塗膜に、水洗処理のみで一般のエポキシ樹脂塗料が補修塗装され、その後没水環境にさらされるとタールエポキシ塗膜と補修塗膜との層間で付着力が低下し、自然剥離を起こします。
タールエポキシ塗膜表面のSEM
一方ニューフォルテDXで補修塗装したタールエポキシ塗膜は、乾燥硬化過程で脆弱層がニューフォルテDXに拡散一体化し層間に脆弱層が残存しないため、その後没水環境にさらされても付着力の低下がなく長期間安定した性能が得られます。
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